転職すべきか続けるべきかの判断基準

看護師にとって転職は、キャリアそして未来を大きく変える重大な決断です。今の職場に不満を抱えながらも、「辞めて後悔しないだろうか」と悩み、迷っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんなとき、なるべく感情的になるのではなく、冷静に辞めるうえでの判断基準を持つことが大切です。

最優先すべき判断基準は、自分の体調状態です。仕事のストレスが原因で、不眠、食欲不振、原因不明の頭痛など、体調不良が続いている場合は、心身が限界を迎えているサインだと認識すべきです。自身の体調を回復させることは、何よりも最優先されるべき事項であり、体調を崩してまで続ける必要のある仕事などありません。この体調不良が続く限り、職場から離れるという決断は、決して逃げではなく、身を守るための賢明な選択なのです。

次に、退職の判断基準となるのが、職場のハラスメントの有無です。ハラスメント(パワハラやモラハラなど)が横行している場合、なかなか個人の努力や我慢で解決には至りません。上司がハラスメント気質の場合、それは組織全体が抱える問題であり、その環境に身を置き続けることは、自分のキャリアとメンタル状態に悪影響しか及ぼさないでしょう。ハラスメントは決して我慢するものではありません。信頼できる上司や人事、外部の専門機関に相談し、改善が見込めない場合は早急に退職へと行動を移すべきです。

最後に、辞めるかどうかの決め手となるのが、仕事に求める事柄の優先順位を明確にすること。まず、給与・勤務時間・人間関係・教育体制など、働くうえで何を最も大切にしたいのかをリストアップしましょう。優先順位の上位にある条件が、今の職場で満たされていない、もしくは改善が見込めない場合、転職という行動を真剣に考える時期にきているといえるでしょう。